コザ銀天大学

しつこく、年金通りでの話。

コザを代表する知識人。

Ｆさんから、僕らは、数多くのことを教えてもらいます。

それは、歴史、文化、経済、街づくり、商売のことなど
多岐に渡ります。

ところが、

誰もが尊敬する知識人Ｆさんのはずが、

ある一線を越えると、
ただの酔っぱらいのおじさんに変わります。

初めて、そんな彼に出会うと目を疑いたくなりますが、
間違いなく、彼は彼なのですから、仕方ありません。

豹変した彼は、
あるひとつのことにテーマをしぼり、熱く語り続けます。

テーブルを叩きだしたら、
もう誰も彼を止めることはできません。

テーマは、その日によって違いますが、

その時は、

歌における日本語の使われ方について語り出しました。

　「むかしの歌は、ちゃんと美しい日本語で歌われていたんだ。
　　今の歌は、なに言っているか言葉がはっきりしない。・・・・・・・・・・・・・。
　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

とりあえず、

一息ついた彼は、

俺が歌うからとカラオケをお願いします。

そして、イントロが始まり、Ｆさん、熱唱します。

　「ルールールルールールールールールールールールールールー
　　ルールールルールールールールールールールールールールー

　　ラーラーララーラーラーララーラーラーララーラーラーララーラー
　　ラーラーララーラーラーララーラーラーララーラーラーララーラー」


一同、あぜん。

誰が突っ込むことができよう。

本人マジなんだから。

ここにも、

笑えるけど、カッコイイ、コザの愛すべき先輩がひとり。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　青年部長　仲田







ごめんなさい。すみませんでした。