2009年04月30日
商店街の存在意義
きのう、銀大屋台村で飲んでいると、
初めて銀天街に来たという若者から
「商店街がなんで必要なんですか?」
という質問を受けた。
そういう質問はたびたび受けるので、応えることに
慣れているはずなのに、この方の突っ込みに
青年部長は、いろいろ考えさせられ
最後は、また会う約束をして
宿題にしてしまった。
ほんとに頼りない青年部長。
その問答。
若 者 「商店街はなぜ必要なんですか?」
青年部長 「地域コミニティーの核として・・・」
と説明しようとすると
若 者 「自治会とか学校でもいいじゃないですか。」
と突っ込む。
青年部長 「商売をする場所として・・・」
と説明しようとすると
若 者 「スーパーが便利なので、そこでいいじゃないですか。」
と突っ込む。
青年部長 「文化の継承と発展、地域教育力の向上・・・」
と説明しようとすると
若 者 「だから自治会とか学校でいいじゃないですか。」
と突っ込む。
青年部長(沈黙のまま、ビールを続けてコップ三杯飲み)
「そうだよね。あなたの言うとおりだね。商店街は必要ないかもしれないね。
ちょっとだけ、ぼくの個人的な話をきいてほしい。」
と語り始める。
自分の故郷がなくなってしまうという時、
とても寂しい気持ちになる人が多いと思う。
その時、なにもしないでいて、寂しいねって、終われる人と
どうにかしたいと動く人がいると思う。どちらも、それぞれの考え方とか事情があって
どちらがいいとか簡単に言えることではない。
僕はここで生まれ、ここで育った。
この商店街の危機に
かっこつけるつもりはないが
自分ができることでなんとかならないかと思っている。
年老いて自分が死ぬときに
もうひとりの自分に
「おまえ、なにもしなかったな」
と言われたくないだけなんだ。
そう、いま話したのは、まったく個人的な話。
突っ込まれなくても十分わかっているんだ。
所詮、自分のためにやってるんだ。
だから、えらそうに
「自分についてこい」みたいなこと言えないんだ。
「だけど、ほんとうは、みんなが、商店街はあったほうがいいねと、
とくに若い人たちが、納得してくれるようにしないとね。」
若者は、突っ込まず、最後まで黙って聞いてくれた。
青年部長は、あれから考えています。
髪の毛が薄くなったような気がします。
若き青年部長
初めて銀天街に来たという若者から
「商店街がなんで必要なんですか?」
という質問を受けた。
そういう質問はたびたび受けるので、応えることに
慣れているはずなのに、この方の突っ込みに
青年部長は、いろいろ考えさせられ
最後は、また会う約束をして
宿題にしてしまった。
ほんとに頼りない青年部長。
その問答。
若 者 「商店街はなぜ必要なんですか?」
青年部長 「地域コミニティーの核として・・・」
と説明しようとすると
若 者 「自治会とか学校でもいいじゃないですか。」
と突っ込む。
青年部長 「商売をする場所として・・・」
と説明しようとすると
若 者 「スーパーが便利なので、そこでいいじゃないですか。」
と突っ込む。
青年部長 「文化の継承と発展、地域教育力の向上・・・」
と説明しようとすると
若 者 「だから自治会とか学校でいいじゃないですか。」
と突っ込む。
青年部長(沈黙のまま、ビールを続けてコップ三杯飲み)
「そうだよね。あなたの言うとおりだね。商店街は必要ないかもしれないね。
ちょっとだけ、ぼくの個人的な話をきいてほしい。」
と語り始める。
自分の故郷がなくなってしまうという時、
とても寂しい気持ちになる人が多いと思う。
その時、なにもしないでいて、寂しいねって、終われる人と
どうにかしたいと動く人がいると思う。どちらも、それぞれの考え方とか事情があって
どちらがいいとか簡単に言えることではない。
僕はここで生まれ、ここで育った。
この商店街の危機に
かっこつけるつもりはないが
自分ができることでなんとかならないかと思っている。
年老いて自分が死ぬときに
もうひとりの自分に
「おまえ、なにもしなかったな」
と言われたくないだけなんだ。
そう、いま話したのは、まったく個人的な話。
突っ込まれなくても十分わかっているんだ。
所詮、自分のためにやってるんだ。
だから、えらそうに
「自分についてこい」みたいなこと言えないんだ。
「だけど、ほんとうは、みんなが、商店街はあったほうがいいねと、
とくに若い人たちが、納得してくれるようにしないとね。」
若者は、突っ込まず、最後まで黙って聞いてくれた。
青年部長は、あれから考えています。
髪の毛が薄くなったような気がします。
若き青年部長
Posted by コザ銀天大学 at 10:16│Comments(4)
│仲田レポート
この記事へのコメント
私も商店街関係者としていつも考えさせられます。
昔は当然のようにそこに存在した商店街が、今は「なぜ?」と存在意義を問われる・・。
もう自分も商店街も不必要になったのかもしれない、などと弱気になってしまいます。
去年コザを訪れた時ははどなたにもお会いできませんでしたが、今年はできるだけ早い機会に交流をお願いしたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
昔は当然のようにそこに存在した商店街が、今は「なぜ?」と存在意義を問われる・・。
もう自分も商店街も不必要になったのかもしれない、などと弱気になってしまいます。
去年コザを訪れた時ははどなたにもお会いできませんでしたが、今年はできるだけ早い機会に交流をお願いしたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。
Posted by yakara at 2009年04月30日 11:53
こんにちは。
3月の中旬に立ち寄った者です。
わたしは、(自分で言うのも何ですが)寂しがり屋です。
ですからスーパーマーケットの様な、店員と
話ができない、
顔も互いに覚えられない、
おまけもしてくれない様なところは嫌いです。
だがしかし、現代日本人は、逆にそうやって
店員に構われないところの方が利用し易いらしい。
若い者の云うところの「ウザイ」と云う事なのでしょうね。
寂しい世の中だなとつくづく思います。
3月の中旬に立ち寄った者です。
わたしは、(自分で言うのも何ですが)寂しがり屋です。
ですからスーパーマーケットの様な、店員と
話ができない、
顔も互いに覚えられない、
おまけもしてくれない様なところは嫌いです。
だがしかし、現代日本人は、逆にそうやって
店員に構われないところの方が利用し易いらしい。
若い者の云うところの「ウザイ」と云う事なのでしょうね。
寂しい世の中だなとつくづく思います。
Posted by おふる at 2009年04月30日 22:12
確かにさっき拝見したら髪が…(笑)
うそです!
実は私は銀天街のさとうてんぷら こぶりが好きで、内地土産に購入します。
おかず も時々買います。
買わない人にこの便利さは分からんよね~
けんけんはまだお邪魔したことありませんが…(笑)
うそです!
実は私は銀天街のさとうてんぷら こぶりが好きで、内地土産に購入します。
おかず も時々買います。
買わない人にこの便利さは分からんよね~
けんけんはまだお邪魔したことありませんが…(笑)
Posted by lotus55 at 2009年05月01日 00:05
コメントありがとうございます。
屋台村のカウンターで飲んでいる
イケメンが僕です。
気軽に声をかけてください。
決して、えさは与えないでください。
青年部長
屋台村のカウンターで飲んでいる
イケメンが僕です。
気軽に声をかけてください。
決して、えさは与えないでください。
青年部長
Posted by 仲田 at 2009年05月01日 16:12