2008年09月05日

「訣別」

僕が
銀天街を舞台にした小説を書くとすると
(そういう能力はありませんが)

タイトルは「訣別」。

これだけは何年も前から決まっています。

これまで、たくさんの方に応援されながら、
最終的には、いつもそこにいきつきます。

もちろん、
問題は銀天街側にあるわけで、
皆さん、さびしくなった銀天街をもう一度なんとかしたい
という温かい気持ちで協力してくれます。

そして、だんだん銀天街の状況がわかってくると、
「内部がやる気がないのに外部が頑張っても活性化するわけがない」
という結論に達します。
今まで何人もの方々が、銀天街を通り過ぎていきました。

「ここを過ぎて、悲しみのまち」

「何もいいことなどなかったこの街で」

という具合になって去っていきます。

いつも僕はその方々の背中を見送りながら、
自分自身に対する、
どうしようもない無力感を味わい、
やり場のない怒りをおぼえます。

いつもそのくり返しです。
新しい協力者が現れ、そしていなくなる。
それも皆さん、いい人なのです。
協力したいという善意の方々なのです。
別れがつらいのは、当然です。

もうそろそろ終わりにしようと何度思ったことか。
しかし、不思議なことに、
また新しい協力者が現れます。

いつまでも終われません。

「絶望的前衛の街」


青年部長は、心の整理がつくまで、
しばらく実家に帰らせていただきます。

実家はどこかって。

銀天街だった。

                           青年部長  仲田



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Posted by コザ銀天大学 at 18:21│Comments(0)仲田レポート
 
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